ミニチュアフードが好きなゆるオタ主婦よもやま。

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ホテル雅叙園「大正ロマン×百段階段」行ってきやした!

こんにちは!(^◇^)

先日、目黒のホテル、雅叙園東京にて開催中の「大正ロマン×百段階段」行ってきやした!

 


大正ロマン×百段階段 – ホテル雅叙園東京

 

著名な文学作品を今をときめくイラストレーター様が描く素敵な企画展です(^ν^)

 

私は夏目漱石のこころ等の虚淵系(虚淵ではない)とか梶井基次郎檸檬等のバカリズム脚本系(バカリズム脚本ではない)とかが結構好きですが、純文学は大変疎いです。羅生門とかは普通に好きですな。皆好きだよねアレね(^ν^)

 

それにしても夏目漱石の「こころ」の悪い方へ悪い方へ転がってく感じは虚淵玄という感じがするし、梶井基次郎の「檸檬」の「人間の妄想力!!!!!」という感じはバカリズム脚本という感じがしますよね(^ν^)私はする

 

(私は、なんか新しい物を吸収するのが苦手なようで、新しい物にはあまり手を出さず、夏目漱石の「こころ」、星新一山田詠美西尾維新の「囮物語」「恋物語」を繰り返し繰り返し読んでいます…(^ν^)性癖がバレるラインナップ。なんせ千石撫子が好っき)

 

まぁまぁ純文学に疎い私ですが、

それでも企画展を見ているうちに「これ読んでみようかな」と思うような作品も沢山あり、私のような文学初心者でも気付きが得られ、

勿論文学玄人も「この作品をこんな風に表現したか(^ν^)」とほくそ笑むこと必至の大変良い展示でした!誰も彼も行くと良いと思いますよ!勧め方が雑〜〜〜〜〜〜(^ν^)v写真貼っときます!

 

 

無理だわ(^ν^)写真載せきれん

是非見てきてください(^ν^)v

 

さて、文学ど素人の私がなんとなく心に残ったのは以下3つの文学作品でやんす。まだあらすじをサッ読んだだけなので、正確ではないと思いますがざっくりあらすじと私の感想を。

どれも凄く有名な文学作品ですので、知ってる方多いとは思いますが是非にお付き合いくださいませね(^ν^)

 

山月記 中島敦

…中国のメチャムズ試験、科挙すら受かっちまう秀才、李徴さんのお話。

 

新卒の李徴さんは周囲の同期連中を見て「はぁ〜〜〜〜こんな馬鹿な人達と仕事してらんねぇですわ〜〜〜(^ν^)」と考え仕事を辞めて詩人を目指す。しかし詩人なんてなかなか上手くいかなくて…俺、どうなっちゃうの〜〜〜〜〜!?!?という感じ。

 

現代風に言うと滅茶苦茶な秀才が国家公務員を辞めて「俺、バンドで食っていこうと思うんだ」と言い出す、ような感じでしょうか。周りも全力で止めろ…(^ν^)

 

これね。高校の時かな??習ったよね。あの時はよう分からんからテストで点数取れりゃいいや、要点だけ暗記〜〜〜〜(^ν^)vと愚かな勉強方法をとっておった。ああ、とっておったさ。

大人になった今、李徴の気持ちめっちゃ分かるなぁ。李徴みたく優秀ではない一般ピーポーだけど、それでもわかるわいな(゜゜)

 

人間誰しも自信と自信の無さ半々同居してて、プライドは高いけど自信は無いみたいな所があって、少し間違えると自信は自分を尊大にするし、自信の無さは愚行に走る原因になるよね。自信も自信の無さも、失敗の原因足り得るのよね。なんか私は李徴を責められんわ。人間みんなこうだと思うよ。

 

☆外科室 泉鏡花

…お医者さんの元に夫人が運ばれてくる。

お医者さん「もう全身麻酔して切らねぇとやべぇっすよ!」

夫人「全身麻酔ってうわ言喋るようになるって言うやん(^ν^)もう私秘密にしときたいことあるから全身麻酔嫌やねん。全身麻酔しなきゃならん位なら治らなくてええわ」

お医者さん「え、ええ…??(^ν^;)」

 

あれよあれよとお医者さんは、夫人が希望するまま麻酔を打たずに夫人を手術し始めるが…。

 

私これね、

「はぁ〜どうせ夫人が不倫してんでしょ〜??純文学って不純異性交遊めっちゃ多いじゃん〜どうせそんなんでしょ〜?わかってんだからね!(^ν^)偏見」と思ったの。違ったの(^ν^)疑ってごめんね

 

私大抵のものはネタバレOKなのであらすじ見て結末調べてしまったのですが、

「なるほどな〜でもそこまでするか〜気持ちはちょっと分からんな〜〜〜(^ν^;)」とイマジナリー松本人志が唸ることとなりました。まぁ窮地に立たされた本人にしか分からんわいな(゜゜;)

 

しかし、絶対絶対隠したいことがバレそうになった時の人間の行動とは後が無い分面白い物ですね。鬼気迫るものです。そこまでして隠し通したいか…?まぁ本人にしか分からない。

色々疑問があるので、これは私、是非読んでみたいです。

 

☆秘密 谷崎潤一郎

…日常生活中の普通の刺激ではどうにも耐えられなくなった男が、刺激を求めて女装して出かけるという特殊性癖を持つようになる。ある日女装中、女の人と出会い、なんとその女の人が…という話。

 

谷崎潤一郎だし不純なやつか〜と思っていましたが、それにしても、こんなに興味をそそる導入の上手いラノベがあるか???(^ν^)ラノベではない

 

「日常生活の刺激では退屈」→まぁ分からんでもない。

「だから女装して出かける」→??????(^ν^)??(^ν^)???

 

なんか文豪の考えることってちょっと私のような凡人には到底思いつかないわ…。

女装が刺激的なのは分かるけど「そうだ!女装しよう!」と何故なるんだよ。何故思いついてしまうんだよ。何故そこにいくんだよ。「そうだ!京都行こう!」とは訳違うぞ(^ν^;)ある意味京都より手軽か????

 

変態のおじさんが裸トレンチコートで夜道を歩いて

「フフ…私は今、トレンチコートの下は何も着ていないのだよ」

とトレンチコートの下が大変なことになっていることなんて何も知らない周囲の人間に対して得意になるような感じ???違うか(^ν^)

 

いや周囲の人々が知らないことについて自分が良く知っていて、かつそれがバレた時の危険性を思ってスリルを楽しんでる訳だから、変態性の多寡はあれど根本は同じな気がするよね!(^ν^)

 

 

特にこの3つが印象に残りました!(^ν^)

人間の葛藤、人間のクソデカ感情、人間の激ヤバ感情、人間の変態性は、表現媒体が純文学でも、アニメでも、ゲームでも、漫画でも、映画でも、ラノベでも、小説でも、面白いですね。

 

読書はあまり得意ではないけど、せっかく興味を持ったこの3つは折を見て読んでみたいですね!(^ν^)

 

今回はこんなところで!

お読み頂きありがとうございました(*^^*)